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お寺などから依頼されて製作された仏像の設置事例をまとめました。親鸞像や観音像、薬師如来像、菩薩像、不動明王像などを紹介します。
親鸞聖人が布教の旅をしている像です。像の大きさは、約210cm。本願寺では、50年毎の節目に行う宗祖親鸞聖人の法要を「大遠忌」として特に大切にしています。2012年に迎えた750回忌の「大遠忌」の際、国宝「鏡の御影」を元に再現立体化されました。片足を前に出していて、力強さが感じられる、迫力ある作品です。
上記と同様、親鸞聖人の像です。青銅製で、大きさは約188cmあります。2023年に迎える親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年記念を節目に建立された作品です。海風で御衣がはためく様子が表現されています。
東京都町田市の東光寺に建立された千手観音像。大きさは約10mです。東大寺の周辺には緑が多く、お寺とお墓を見守るように設置されています。製作したのは富山県高岡市にある老子製作所。国内シェアの約7割を占める梵鐘のメーカーで、創業300年以上の老舗企業です。
宮城県宮城郡にある瑞巌寺が復元制作を依頼した五大明王像です。復元像は、原型制作・鋳造・仕上げ・着色の流れで製作されます。瑞巌寺の本堂などは1953年に国宝に指定、本物の五大明王像は1995年に国重要文化財に指定されました。瑞巌寺にある五大堂に安置されていて、33年に一度開帳されます。
2017年に、埼玉県北足立郡にある日本薬科大学に設置された薬師如来像です。薬師如来は医薬に関する仏で、「お薬師様」とも呼ばれます。左手に薬壺(やっこ)を持っているのが特徴です。人々の病気快復を祈願して建立されます。
2015年に、山口県山口市にある本圀寺に設置された上行菩薩像です。上行菩薩は、釈迦が説いた法華経を広めることを依頼された4人の菩薩のうちの1人。山口県の本圀寺は、西国(中国・四国・九州)で日蓮法華宗最初の道場です。
1996年に、石川県金沢市にある孔雀山妙応寺に設置された不動明王像です。不動明王は「お不動さん」とも呼ばれます。五大明王の一つです。手に持っている剣と索(ロープ)は、人々の迷いを剣で断ち切り、欲に溺れる人々を索で引き上げることを意味します。除災招福や疫病退散を願って建立されます。
1972年に、福井県吉田郡にある永平寺に設置された一葉観音像。一葉観音は、三十三観音の一つです。暴風雨に遭遇した道元禅師が蓮葉に乗った観音様に救われたという話が由来となっています。水難から身を守り、旅の安全や交通安全、人生という旅の安全を願って建立される仏像です。
※2…2021年7月時点で公式サイトに掲載されていた情報(等身大69cmの胸像の価格)
※3…2021年7月時点の電話調査による情報
※4…2021年7月の電話調査による情報
※5…2021年7月の電話調査による情報(料金は等身大70cmの胸像の価格)