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埼玉県川口市でブロンズ胸像やレリーフの製作を手掛けている一粒工芸について調査しました。製作実績や代表作のほか、一粒工芸の歴史についてもまとめています。
一粒工芸は設立から40年かけて、47都道府県すべてに銅像を納品してきた実績のある会社です。学校の閉校・統廃合に際して記念碑を残すため、創業・創立の周年記念のため、また顕彰や鎮魂、由緒説明のためなど、様々な目的の銅像製作依頼を日本全国から受付。依頼者のニーズを細かく汲み取った銅像づくりを行っています。ブロンズ像だけでなく、銘板や社訓など文字だけのレリーフも取り扱っているのが特徴です。
立像の事例は掲載されていませんでした。代わりにノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章先生の記念碑の事例をご紹介します。
ニュートリノの観測に使われる光電子増倍管を、直径36cm長さ49cmのモニュメントで再現。また、梶田先生の肉筆を起こしたプレートもブロンズで製作されています。先生のご出身地である埼玉県東松山市より依頼を受け、卒業校や駅前の計4か所に設置。市民の方々にも梶田先生の功績を広く知ってもらえるよう、略歴や研究内容を解説したスタンドも据え付けてあります。
「日本に筆算を広めた男」として知られ、順天学園(順天堂塾)の創立者でもある数学者・福田理軒氏の胸像です。2017年に竣工した理軒館(王子キャンパス内)のラーニングコモンズに設置されています。
長野県飯山高等学校の敷地内にある防雪壁に設置した記念碑です。ボールとバットをモチーフにしたオリジナルデザインの記念ロゴをレリーフにアレンジしています。県大会初戦からの試合結果と部員・監督・コーチらの名前が刻まれた迫力ある記念碑に仕上がりました。
梶田隆章先生 ノーベル物理学賞受賞記念碑、順天学園 福田理軒之像・松見文平氏之胸像、流通経済大学柏高等学校 サッカー全国大会三冠達成記念碑、栃木県小山市 スポーツ都市宣言碑、バングラデシュ大使館前銘板(東京都千代田区) など
公式サイトに料金情報は掲載されていませんでした
公式サイトに口コミは掲載されていませんでした
一粒工芸の前進は1977年(昭和52年)に埼玉県川口市で創業。翌年に現在地へ移転し、その3年後に株式会社一粒工芸が設立されました。以来、40年にわたり日本全国の地に記念碑を中心とした作品を納め続けています。2014年には長崎営業所が開設され、西日本からの依頼・製作もスムーズに進められる体制が整えられました。
公式サイトに記載なし
※2…2021年7月時点で公式サイトに掲載されていた情報(等身大69cmの胸像の価格)
※3…2021年7月時点の電話調査による情報
※4…2021年7月の電話調査による情報
※5…2021年7月の電話調査による情報(料金は等身大70cmの胸像の価格)