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銅像を制作する際に、3Dプリンタを使うことで効率的かつ美しい銅像制作が可能になります。本記事では、3Dプリンタを活用した銅像制作について詳しく解説します。
3Dスキャナーと3Dプリンタを使用することで、完成度の高い銅像をつくることができるのに加え、最短3週間程度と短期間で銅像を完成させることができます。これまでの銅像制作は1ヶ月以内での納品は難しいことが多かったため、かなり画期的な方法です。
3Dプリンタで本人の細部までスキャンすることで、より本人に近い姿を際限することが可能です。よりリアルに近い銅像を制作できます。ただし、写真をもとに3Dデータを制作する場合には、本人をスキャンするよりも精巧性が低くなる可能性があります。
まずは、3Dプリンタを取り扱っている業者に問い合わせをして、依頼が決まったら銅像にする人物の写真を送付します。写真からデータを描き起こす場合は、本人の全身像やアップ画像、横からの画像など、できるだけ多くの写真を送付するほうがより綿密な3Dデータを制作してもらえます。
3Dデータのスキャンにおいては、写真ではなく依頼主が店舗へ来店してスキャンをすることも可能です。むしろ、写真よりも直接スキャンするほうが正確な3Dデータを制作することができます。
送られてきた写真をもとに、3Dデータをモデリングします。途中経過を依頼主に送付してくれるので、依頼主は確認後修正をしたい部分を伝えて修正してもらうことも可能です。このモデリング作業には14日ほど要する場合があります。
ナイロン樹脂に3Dプリントをほどこし、スキャンした内容に沿って塗装を行います。この作業にも14日ほど要する場合があります。
銅像が完成したら、自宅へ宅配便で届けてもらえます。店舗によって銅像の制作プランはさまざまですが、多くの場合は銅像に合った台座も合わせて制作してもらえます。台座についての詳細は店舗に確認してみてください。
3Dプリンタを活用した銅像制作は、サイズが3種類から選べます。価格はサイズや材質、制作内容によって異なりますが、13万円から26万円ほどで依頼できるケースが多いようです。
従来の制作方法よりも精密な銅像制作が可能であるうえに、1ヶ月以内の納品が可能ということを考えると、かなり手頃な価格での提供だといえます。
銅像制作における3Dデータのスキャンは、写真からスキャンする方法と、本人が直接店舗に出向いて本人からスキャンする方法の2種類があります。写真から3Dデータを描き起こす場合は、その制作費用として10万円前後の追加料金が発生する場合が多いです。
3Dプリンタを活用した銅像の制作費用の支払いについては、店舗によって異なります。多くの場合、納品時に現金払いで支払うか、納品後1ヶ月以内に指定の銀行口座に振り込む形で支払うように指定されることが多いようです。
※2…2021年7月時点で公式サイトに掲載されていた情報(等身大69cmの胸像の価格)
※3…2021年7月時点の電話調査による情報
※4…2021年7月の電話調査による情報
※5…2021年7月の電話調査による情報(料金は等身大70cmの胸像の価格)