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京都市内でブロンズ製作を手掛ける傳來工房について調査しました。モニュメント・レリーフ等の製作実績や費用、傳來工房の歴史についてまとめています。
傳來工房は京都で1,200年前から銅像をはじめとする鋳造を手掛けている鋳物技術集団です。中国から伝来した鋳物技術を高いレベルで継承し続け、2021年現在は建築物やランドスケープの造形的意匠を表現する会社として、日本全国で空間に彩りを与えています。
立像の事例は掲載されていませんでした。代わりにモニュメントの製作事例をご紹介します。
画像引用元:傳來工房公式HP
https://www.denraikohbo.jp/bronze/monyument.html
岡本太郎氏の「オブジェ・歓び」というブロンズ作品です。岡本氏のモニュメント・レリーフ作品の多くは傳來工房で鋳造したものです。東京都新宿区の持田製薬株式会社の玄関前に展示されています。(※2021年8月現在、本社建替え工事中)
画像引用元:傳來工房公式HP
https://www.denraikohbo.jp/denraiblog/2007/09/post_27.html
原型師は、京都芸大彫刻科出身の彫刻家・藪下実氏です。数少ない写真や資料から表情や性格まで表現してくれるそうなので、モデルの写真が少ない方はぜひ相談してみると良いでしょう。
画像引用元:傳來工房公式HP
https://www.denraikohbo.jp/denraiblog/2015/09/
沖縄女子短期大学の時計塔が新設され、その基壇部にしらゆりのレリーフをブロンズ鋳物で製作しました。原型作家は沖縄県在住の西村貞雄氏です。
橋前高欄(東京都・皇居 二重橋)、しらゆりのモニュメント(沖縄県・沖縄女子短期大学)、岡本太郎「オブジェ・歓び」(東京都)、岡本太郎「午後の日」(兵庫県・大谷美術館)など
公式サイトに立像の料金情報は掲載されていませんでした
※すべて税込価格
公式サイトに口コミは掲載されていませんでした
傳來工房は、京都に都がおかれた平安時代から続く鋳造技術集団です。遣唐使によって大陸から伝えられた蝋型鋳造法の高度な技術を会得した職人・御鋳物師たちによって発足された「傳來」、中でも高い技術の持ち主と認められた一番弟子によってその銘が受け継がれ、傳來工房の礎となっています。現在は時代の流れに合わせ、建築や景観デザインからアート分野へも進出。日本全国の都市でランドマークとなる彫刻モニュメントやレリーフなどの大型作品を設置しています。
除幕式などの式典手配についても相談を受け付けています。公式サイトの電話、FAX、メールフォームからお問い合わせください。
※2…2021年7月時点で公式サイトに掲載されていた情報(等身大69cmの胸像の価格)
※3…2021年7月時点の電話調査による情報
※4…2021年7月の電話調査による情報
※5…2021年7月の電話調査による情報(料金は等身大70cmの胸像の価格)