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双型鋳造法という技法を採用している梵鐘・銅像の製作会社「老子製作所」を紹介しています。銅像製造のこだわりや事例を掲載しているので、銅像製作の依頼先をお探しの方は参考にしてみてください。
老子製作所(おいごせいさくじょ)は、梵鐘(仏教で時を知らせるために打鳴らす鐘)をメインで手掛けている会社です。梵鐘の他に、銅像(肖像・仏像・モニュメント・カリヨン)の製作も受け付けています。梵鐘・銅像製作に共通するこだわりは、鋳造技法の中でも歴史の古い「双型鋳造法」を採用している点。ひとつひとつを独自の寸法で造り、オリジナルの文様と文字を入れるため、味わい深い銅像を製作できるのです。
胸像の事例は掲載されていませんでした。代わりに立像の製作事例をご紹介します。
2008年に製造した「大勲位 松方正義」の銅像です。首相として日本の資本主義の礎を築いた人物で、日本銀行の創設者でもあります。威風堂々たる立ち姿は、松方氏の激動の人生を表しているかのようです。シャープさや硬質感のある威風に満ちた姿が、見る者の心を惹きつけます。
千葉県富津市に設置された「弘法大師像」です。優艶にも厳格にも見える眼差しからは、文化活動に力を入れていた弘法大師の実直さが伝わるでしょう。全体的に重厚な仕上がりとなっているので、真理と正義を貫く弘法大師の人となりをうかがい知ることができます。
レリーフの事例は掲載されていませんでした。代わりに立像の製作事例をご紹介します。
岡山県の日蓮宗のお寺に納められた「日蓮聖人像」です。ご降誕800年を記念し製造されました。日蓮聖人は、争いごとで混乱を極めた世に、強い信念を持ってお釈迦さまの教えを広めたと言われています。すべてを見通すかのような強い眼差しからは、日蓮聖人の確固たる意志が伝わってくるようです。
松方正義像、弘法大師像、日蓮聖人像など
公式サイトに料金情報は掲載されていませんでした。
公式サイトに口コミは掲載されていませんでした。
老子製作所は江戸中期に創業した会社で、当時から梵鐘を手掛けていました。明治元年に入ると屋号を老子とし、昭和18年には海軍舞鶴工廠の監督工場に指定されています。太平洋戦争が終わり、昭和21年には再び梵鐘・仏像などの製作に携わっています。以降、鋳造物業として一線で活躍し続け、昭和30年には黄絞褒章を受章している実績を持ちます。
公式サイトに除幕式に関する情報は掲載されていませんでした。
※2…2021年7月時点で公式サイトに掲載されていた情報(等身大69cmの胸像の価格)
※3…2021年7月時点の電話調査による情報
※4…2021年7月の電話調査による情報
※5…2021年7月の電話調査による情報(料金は等身大70cmの胸像の価格)