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銅像を製作することになったら、どのような流れで進んでいくのでしょうか。一般的な銅像の製作工程について解説します。
銅像は、制作する際にさまざまなステップを踏んで作られていきます。できあがるまでの全体の流れを確認しておきましょう。
まず、どのような銅像制作するのか考えることから始めます。サイズや、設置場所なども考えた上で検討が必要です。希望する銅像の種類や大きさに応じて、業者に見積もりを出してもらえるので、ある程度イメージがまとまったら具体的にどの程度の費用がかかりそうか確認してみましょう。
銅像製作にかかる費用については、以下で詳しくまとめているので、こちらもご覧ください。
銅像製作が具体的な話になってきたら、一度見積もり段階よりも詳しく素材や設置場所、完成時期などについて相談しておくことをおすすめします。
銅像の製作には長い時間がかかるため、余裕を持って準備を進めておきましょう。どこにどのような形で設置するのかなどが明確になっていると、その場所に適している銅像についてアドバイスをもらえるはずです。
銅像製作では、実際に取り掛かる際に原型製作から始めることになります。原型とは、鋳型を造る際に元となる模型のことです。
原型によって仕上がりが大きく変わってくるといっても過言ではありません。木材のほか、粘土、3Dデータなどで原型を作っていくことになります。
原型に関する詳細は以下のページでも紹介しているので、参考にしてください。
鋳造(ちゅうぞう)とは、作りたい銅像の形と同じ空洞部を持つ型に、溶かした金属を流し込んで固める加工方法のことです。銅像の鋳造法にはいくつか種類があるのですが、例えば蝋型鋳造法では蝋(ロウ)を用いて原型を造り、高温で型焼きしてから蝋を除去して生まれた空間に溶かした金属を流し込んでいきます。
詳しい鋳造方法などについては以下のページも参考にしてください。
できあがった銅像の表面を原型と同じようになるように仕上げていきます。その後、着色作業です。手作業での着色が基本となっており、いくつかの色を塗り重ねるなどして完成させます。
着色については、以下の記事でまとめてあるので、ご覧ください。
銅像は大きくて重いものということもあり、運搬や設置は慎重に行わなければなりません。サイズによって運搬方法が異なり、基本的に制作会社が運搬と設置を行います。
運搬の詳細や設置に関する注意点などは以下をご確認ください。
銅像が完成したら、除幕式でお披露目しましょう。除幕式には銅像の完成を祝う目的があるほか、清めやお祓いが行われることもあります。 除幕式を行う場合、総合的に依頼できる銅像制作会社に依頼するか、イベント会社などを利用するのが一般的です。具体的な除幕式の方法やおさえておきたいポイントについては以下の記事でまとめているので、参考にしてください。
※2…2021年7月時点で公式サイトに掲載されていた情報(等身大69cmの胸像の価格)
※3…2021年7月時点の電話調査による情報
※4…2021年7月の電話調査による情報
※5…2021年7月の電話調査による情報(料金は等身大70cmの胸像の価格)