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製作した銅像の運搬と設置

製作を依頼した銅像は、どのような形で運搬されてくるのでしょうか。おさえておきたい銅像の運搬と設置について解説します。

製作した銅像の運搬方法

製作した銅像は、サイズによって運搬方法が異なります。

小さいものはそのまま運搬

トラックにそのまま乗せられるようなサイズの銅像であれば、丁寧に梱包されたあと、運搬されてくることになります。梱包は専門的な知識を持って業者が行ってくれるため、心配いりません。銅像は重量があるため、重量に耐えられる形で梱包されます。

大きいものは分割して運搬

非常に大きな銅像の場合、そのまま梱包して運搬するのが難しくなります。そのため、トラックに詰め込めるサイズまで分割されることが多いです。台座を含め30メートル以上になるようなものについては10以上に分割されることもあります。

運搬した銅像の設置方法

製作した銅像は運搬されたあとどのように設置されるのでしょうか。ポイントを解説します。

基本は製作会社が運搬・設置

銅像の製作会社が運搬、設置まで行ってくれるケースが多いです。細かい打ち合わせなどをした上で希望の場所に設置してもらいましょう。

実際に設置してみたものの他の場所に移したいと考えた場合、再設置の手間がかかることになります。大型車やレッカー車などを手配する必要があるので、設置場所は慎重に検討が必要です。

一般的な設置の流れ

屋外に設置する場合、あらかじめコンクリートで基礎を打ちます。その上に台座を置き、銅像を設置していくのが一般的です。台座から銅像が離れてしまわないように、コンクリートや接着剤、アンカーボルトなどを用いてしっかりと固定します。

銅像の運搬・設置の注意点

銅像を製作するにあたり、運搬や設置についておさえておきたいポイントがあります。以下を確認しておきましょう。

天候の影響を受けることがある

銅像は非常に重く、専門的な取り扱いが必要なものであり、運搬や設置には時間がかかるケースが多いです。特に屋外に設置する銅像の場合、晴れた日でなければ思うように作業ができません

台風などが近付いている場合、運搬・設置に関するスケジュールを見直さなければならないようなケースもあります。

地震対策が必要

銅像を設置する際は、設置した後のことについても考えておかなければなりません。特に注意が必要なのが、地震対策です。万が一、地震で銅像や台座が倒れてしまい、周囲にいた人にけがをさせてしまうようなことがあると大変です。

屋内に設置されているものの場合、銅像が倒れて避難経路をふさいでしまうような可能性もあります。台座と銅像をしっかりと固定しておくのはもちろんのこと、台座自体の地震対策も必要です。台座は床と同様に揺れることになるので、設置する際に地震対策についても検討しましょう。

盗難対策を取っておく

過去には二宮金次郎などの仏像が盗まれてしまった事件がありました。そのため、万が一に備えて盗難対策をしておいたほうが良いでしょう。

銅像の盗難は金属をねらった窃盗事件である可能性が高いため「会社の創設者の銅像だから盗まれる心配はない」と考えることはできません。台座にしっかりと固定しておくだけではなく、人の目の届きやすい場所に設置するなどの工夫も必要です。