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銅像を制作するにあたり、費用が気になっている方もいるのではないでしょうか。そこで、選択肢の一つとして挙げられるのが、クラウドファンディングで資金を集める方法です。
そもそもクラウドファンディングとは何なのか、実際にどのようなプロジェクトが実現しているのかなどについて解説します。
クラウドファンディングとは、群衆(クラウド)と資金調達(ファンディング)を組み合わせた造語です。その名の通り、多くの方から資金を出してもらい、資金調達につなげていくことをいいます。
クラウドファンディングを行う方はインターネット上にアイディアを形成し、それに共感した人や、応援したいと思ってくれている人から資金を出してもらう仕組みです。日本では昔から自院修復などのために庶民から勧進といった形で寄付を集めていました。クラウドファンディングもこの延長上にあるといえるでしょう。
数多くのプロジェクトなどがクラウドファンディング実現しており、資金調達に役立てられています。
クラウドファンディングには、購入型や寄付型、金融型などの種類があります。
購入型はクラウドファンディングを行う方がサービスや商品を販売し、支援者はそのリターンを受けられるものです。
寄付型は公営的な活動など行っている団体が利用するものであり、集めた資金は寄付金として受け取れます。寄付先によっては、支援者は税制優遇を受けられるのが特徴です。
金融型は、株式発行やファンドなど活用した投融資資金を得るための方法です。支援者は将来的に配当や運用益の分配が受けられることがあります。
クラウドファンディングは、サービスを提供しているサイトを利用すれば手軽に実践しやすく、自己資金では難しいような資金の準備ができるのがメリットです。
一方、必ずしも目標としている資金が調達できるとは限らない点がデメリットとして挙げられます。
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これまでにクラウドファンディングで実現した銅像制作プロジェクトを紹介します。
JR静岡駅に設置されている竹千代君像の隣に今川義元公像を設置したいとの願いで始まったプロジェクトです。
300万円を目標としていましたが、500万円を超える資金調達に成功しました。2019年は今川義元公が生まれて500年を迎える年ということを記念して始まったプロジェクトで、義元公の功績の検証・再評価を目的としています。
東京都東村山市出身のタレントである志村けんさんに感謝を伝える目的で始まったプロジェクトです。クラウドファンディングで27,212,905円、振り込みで5,029,110円、計32,242,015円の支援金が集まりました。
誰かが作るものではなく、志村けんさんに想いを寄せる人々で作るものだからこそ価値があるとのことで、クラウドファンディングによって行われたプロジェクトです。
柔道家である古賀稔彦さんの功績をたたえ、次世代へ志をつなぐ目的で始まったプロジェクトです。ふるさと納税サイトの「さとふる」にクラウドファンディングとして寄せられた324,000円と寄付が制作費に充てられました。
※2…2021年7月時点で公式サイトに掲載されていた情報(等身大69cmの胸像の価格)
※3…2021年7月時点の電話調査による情報
※4…2021年7月の電話調査による情報
※5…2021年7月の電話調査による情報(料金は等身大70cmの胸像の価格)