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銅像を設置した後は、定期的にメンテナンスを行うことにより美しい状態を維持しやすくなります。特に屋外の銅像は汚れやすいので、メンテナンスを忘れないようにしましょう。
実際にメンテナンスをするにあたり、おさえておきたいポイントやメンテナンス手順などについて紹介します。
屋内でも銅像にはほこりなどの汚れが蓄積しますが、屋外に置いてある場合は更に汚れが付きやすいです。風で飛ばされてきたほこりや砂が蓄積するだけでなく、それらが雨で濡れて固まって頑固な汚れになります。
銅像は経年変化も楽しみにはなりますが、汚れは美しく経年変化するのを邪魔してしまうため、注意が必要です。ほんの数ヶ月程度放置するだけでも汚れが蓄積してしまうことから、定期メンテナンスを行うようにしましょう。
屋内に設置してある銅像であれば、軽く拭き掃除をするだけでもキレイになりますが、屋外となるとそうはいきません。頑固な汚れが付きやすく、それを落とすためには、専用の洗浄剤や、ワックスなどを使用しなければならないからです。
これらの取り扱いには専門的な知識が必要になります。誤った形でメンテナンスをすると銅像の状態が悪化してしまうため、専門家に依頼して安全・確実に行ってもらいましょう。
専門家に依頼した場合、どのような形でメンテナンスが行われるのでしょうか。一般的な手順を解説します。
表面の汚れをしっかりと落とすところから始まります。特に屋外に設置されている銅像には鳥の糞などがついていることもあるので、念入りな洗浄が必要です。
細かい溝などは、形状に合った小さなブラシなどを使い、洗浄していきます。
水気をふき取ってからワックスを塗る作業に入ります。ワックスには銅像を保護する役割があるため、最低でも年に1回、可能であれば年に2~3回程度は行ったほうが良いでしょう。
自分で行うと塗りムラが発生しやすいポイントです。
きちんとメンテナンスをしていても小さな傷がついてしまうことがあるため、補修や補色を行ってきます。傷の状態をよく確認しながら、専用の調合物を用いて補修・補色していかなければなりません。
経験が求められる作業であるため、自身で補修・補色の作業をするのは避けておいたほうが良いです。
最後に艶出しをして仕上げます。全体を同じに磨くのではなく、ボリュームなどを考えながら艶を出す場所、出さない場所を見極めることが重要です。
どのように磨くのかによって作品の魅力が全く変わってきます。こちらも専門的な知識や技術が必要とされるポイントなので、信頼できる専門業者に頼むようにしましょう。
※2…2021年7月時点で公式サイトに掲載されていた情報(等身大69cmの胸像の価格)
※3…2021年7月時点の電話調査による情報
※4…2021年7月の電話調査による情報
※5…2021年7月の電話調査による情報(料金は等身大70cmの胸像の価格)